「もうすぐ面接だ。初めてだし緊張するな〜。」
「そもそも面接なんてしたことないし、どんな流れで進むのか全く知らないや」
「面接の対策方法ってあるのかな?どうやってやるんだろう?」
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・就職活動における面接の流れを説明(会場到着から退場まで)
・具体的な面接の対策方法
・面接で緊張しない方法
・私が体験した面接の一例を紹介
✅本記事の信頼性
この記事を書いている私は昨年(2019年)の就職活動にて大手企業4社から内定をゲットすることができました。最初から順風満帆だったわけではないですよ。初めての面接は校内であったにも関わらず、かなり緊張して全然話せませんでしたからね。でも、対策や練習を繰り返すことで就活が終わる頃には面接が好きになってました。この記事は私の経験に基づく内容かつ昨年の就活ということもあり、信頼性は高いと思いますよ。
今回は「面接初心者や苦手な学生」に「大企業4社から内定をゲットした私」が「大企業に受かる面接術」をお伝えしたいと思います。
何も対策しないのはNGです。また、自己流で面接対策をすると、間違った方向に努力してしまう可能性もあるので少しでも情報を手に入れて、効率よく面接対策を進めましょう。
この記事を読めば、「就活の面接の流れ」「どのような質問をされ、どのように答えるのが良いのか」「どのような対策をすれば良いのか」を知ることができます。
就職活動全体について知りたい方はこちらの記事:「大企業への就職活動」もチェックしてみてください。
それでは本題に入っていきます。
大企業に受かる面接術【実態を知り、正しい対策をしよう】
大企業の面接に対して、どのようなイメージを持っていますか?
私が就活を始める前はこんなイメージを持っていました。
・圧迫面接とかあるのかな?
・根掘り葉掘り聞かれて、途中から答えられなくなりそうだな。
・集団面接だったら、意識の高い学生に負けそうだな。
答えとしては、正しくもあり、間違いでもあります。
正直なところ、企業によって面接のスタイルは違いますし、集団面接でもグループによっては意識の高い学生もいます。根掘り葉掘り聞かれるのは、かなり興味を持たれている場合や発言を信じてもらえていない場合です。
兎にも角にも、どんな面接であれ、企業が知りたいことは、「この企業で活躍してくれるかどうか」「人間としての魅力があるかどうか」です。
これを念頭に置いて、面接対策を始めましょう。
就活の面接の流れを説明【会場入りから退場まで】
まずは「面接がどのような流れで進められるのか」を説明します。実際の流れを知らないと対策の「た」も始められません。
面接当日の流れは以下の通りです。かなり詳しく書きました。
1. ES・SPI試験通過後、メールにて面接の案内が来る(面接日を選ぶタイプ、指示されるタイプのどちらの可能性もあるのでメールはすぐに読む。指示された日にちが無理なら変更しても良い。ただ、企業によっては受けが悪い。)
2. 面接当日は余裕を持って会場入りする。(目安は15~30分前。オススメは近くのカフェで提出したESを読みながら休憩してから20分前に会場入り。)
3. 会場入りすると、案内に従って待機場所まで進む。(受付が設置してあることもしばしば。待機所にて他の学生を見て、緊張感が高まる。)
4. 待機所にて時間が来ると、「その日の流れ」が全体に対して説明される。(名前が呼ばれたら、〇〇に移動するとか。待っている間はアンケートを記入するとか。トイレはどこにあるとか。次の面接の連絡はいつまでにメールで連絡しますとか。)
5. 自分の順番が来る。元気よく返事をする。面接室まで案内してくれる人がいる場合は「頑張ってくださいね」と励まされる。この励ましは嘘でも心に響く。
6. 面接室に到着する。「それではノックして入ってください。」と案内の人が教えてくれることもある。
7. ドアを3度ノックする(2回はトイレです)。室内から「どうぞ!」と返事が来る。
8. ドアを開けて、体が室内に入ったら「失礼します!」と宣言する。同時にお辞儀も忘れずに。その後、ドアを閉める。(このお辞儀をしたり、ドアを閉めたりの順番は状況によります。ドアの質とかです。自然であれば問題ありません。)
9. 面接官の方へ歩き、自分の席の横まで来たら挨拶と自己紹介をする。「おはようございます。〇〇大学から来ました。〇〇太郎です。本日はよろしくお願いします。」で十分です。
10. 面接官の自己紹介やちょっとした世間話(「緊張してる?緊張しても良いことないからね。って言っても無理か!」みたいな感じです。)
11. 世間話が終わると、「では、そろそろ本題に入ります。今日は〇〇さんがどんな人なのかを知りたいと思っていますので、緊張せずに教えてください。基本的にはESに沿って、お話を進めたいと思います。」というようなスタートの合図がある。
12. ここからはESに沿って面接が進む。ほとんどの場合はESの質問項目の説明を求めらた後に質問が続くという流れ。具体的には「では、学生時代に頑張ったことを教えていただけますか?1分程度でお願いします。」「私が学生時代に頑張ったことは〜。」「では、いくつか聞きたいことがあるのですが、どうして〇〇を頑張ったのですか?」というような感じです。時間制限はあったり、なかったりなので様々なパターンで話せるように準備する必要あり。
13. 面接の最後には「本日はありがとうございました。最後に何か聞きたいこと、アピールしたいことがあればどうぞ」と言われるので「逆質問かアピールは絶対にする」。
14. 最後まで礼儀正しく、自然な感じで退出する。その後は案内に従って会場を出発する。
かなり詳しく書きました。自分が面接してる姿は想像できましたか?
それでは面接の対策法を紹介します。
大企業に受かる面接の対策方法
対策としてするべきことは2つあります。
・エントリーシート(ES)を徹底的に深掘りすること
・面接の場数を経験すること
それぞれ説明します。
ESを徹底的に深掘りすること
ESの書き方はこちらの記事で紹介しています(大企業に受かるESの書き方)。
「徹底的に深掘りする」とは「自分のESに対して、自分で掘り下げていくこと=想定質問を繰り返すこと」です。
例)私は学生時代に〇〇を頑張りました。
質問1:「なぜ、〇〇を頑張ろうと思ったのか?」
回答1:「〇〇を頑張ることでうグローバルに活躍できる人間に近づけると思ったからです。」
質問2:「なぜ、グローバルに活躍したいのか?」
回答2:「私は1人でも多くの人の役に立ちたいからです。そのためには日本だけでなく世界を舞台に活躍する必要があると考えています。」
質問3-1:「なぜ多くの人の役に立ちたいのですか?」
質問3-2:「最近は翻訳ツールとか使えば、〇〇を頑張らなくてもグローバルに活躍できるけど、その辺りはどう考えていますか?」
このような感じです。某大企業は「なぜを5回繰り返しなさい。そうすれば本当の理由が見つかる。」という文化があるくらいなので、5回くらいは掘り下げましょう。
面接の場数を経験すること
面接は何と言っても経験が重要です。まずは面接に慣れることです。
普段なら饒舌な私でさえも初めての面接では、緊張して意味不明な回答を連発しました。
初心者がよくやるミスは「話している間に質問内容を忘れてしまうこと」です。何を聞かれているか忘れてしまうと着陸地点が見つからないので、話が終わりません。その時は正直に質問内容を聞き直しましょう。
面接の経験値を増やす方法は2つあります。
「実際に面接に行くこと」と「友達と練習し合うこと」です。
実際に面接に行く方が効果は大きいです。そのため、志望企業と同じ業界の企業はいくつか受けて練習しましょう。滑り止めにもなりますし、損はありません。
友達がいるなら、お互いに練習し合いましょう。友達と練習するのは恥ずかしいですが、経験値はUPします。先輩がいるなら、そちらの方がいいです。
面接で緊張しない方法
これは圧倒的な自信によるものです。
精神論ですが「自分が受からないなら、誰が受かるんだ。私より努力した人いないでしょ?」って思えるくらい準備をすることです。
また、小規模企業でも選考を進んでいくと自信が得られます。「実際に面接官から評価された」という経験は必ず役に立ちます。また、承認欲求が満たされるのでモチベーションも上がります。
その他には、「この面接官は怖い顔してるけど、子どもの前では優しい顔してるんだろうな」くらいの余裕を持つことです。
面接会場の張り詰めた空気は絶対に緊張します。でも、そんなに緊張する経験って他ではあまりないことですよ。つまり、面接に行くだけで人間として成長してるということです。それくらい面接は貴重な経験をできます。
ポジティブに考えることが最大の緊張対策かもしれませんね。
私が体験した面接の一例を紹介【大企業の面接ってこんな感じです】
私が現在勤めている企業の最終面接の一部を紹介します。この面接のESは大企業に受かるESの書き方で紹介した「私が学生時代に頑張ったこと」です。
時間は日曜日の9:00~9:50でした。「日曜日に面接?」はまたの機会に解説します。
面接官は人事と技術系の方が1人ずつの計2名でした。問われたのはESの一部で「学生時代に頑張ったこと」「研究内容」「志望動機」の3項目です。
面接官「緊張していますか?緊張しても良いことないから、リラックスしてください。」
私「はい、ありがとうございます。できる限り頑張ります!」
面接官「それでは初めに、自己紹介と学生時代に頑張ったことを2分程度で教えていただけますか?」
私「〇〇大学〇〇専攻の〇〇です。私が学生時代に頑張ったことは〜。」
面接官「グローバルに活躍したいという動機を教えてください」
私「一人でも多くの人に影響を与える人間になりたいからです。日本に留まって、データを見て、開発をするだけではなく、実際に世界中の現地に足を運ぶことが重要だと考えています。現地環境の視察、現地の人とのコミュニケーションを通じて、本当に求められているものは何なのかを汲み取り、それを開発に繋げる、私はそうした活動にやりがいを感じる人間です。そのためにはグローバルに活躍する必要があると考えています。」
面接官「あなたが参加している〇〇という活動には、どれくらいの外国人が在籍していて、どのような国からの人がいるのか、また具体的にはどのような活動をしているのですか?」
私「外国人は約〇〇人いて、中国や韓国、アメリカ、フィリピン、タイなど10カ国以上の国から集まっています。具体的な活動としては、ESに書いた〇〇もそうですし、他には〇〇県の〇〇調査などがあります。」
面接官「そんな多くの国から集まっているとバックグラウンドが違うから常識も違ってきますよね?」
私「はい」
面接官「バックグラウンドが異なる外国人との活動で大変だったことはありますか?」
私「あります。1番大変だったことは議論が収束しないことです。日本人だけで議論していると、時間を見つつ方向を定めて進んでいきます。そのため、妥協を許す人も必ず存在します。しかし、外国人の学生と議論していると、時間関係なく、意見として本当に納得できるまで永遠に議論が続きます。時には衝突することもありましたし。議論が収束しそうなところで大前提を疑い始めたりしていました。」
面接官「実際にどこ出身の人とどこ出身の人が衝突して、あなたはそれをどのように収めたか教えていただけますか?」
このように続きます。
その他の質問だけ載せておきますね。
・その活動での最終的なアウトプットはそのような形になりますか?
・TOEICの点数が素晴らしいですが、海外に住んでいた経験はありますか?
・それでは、どのようにして英語の勉強をしたのですか?
・その中で1番大変だったことは?
まとめ
今回は「大企業に受かる面接術」を述べてきました。
まとめると以下のようになります。
・本番までに面接の流れは知っておくこと
・ESの深掘りをする。1つの想定質問を5回繰り返すこと。
・面接の場数を踏んで経験値を高める。
以上です。ありがとうございました。