今回は「大企業サラリーマンのとある1日」について解説します。
というのも、私が学生の時に
「大企業のサラリーマンって、どんな感じで仕事しているのだろう?」
「やっぱり、バリバリかっこよく働いているのかなー?」
「みんなキラキラして働きつつもやりがいとか感じているのかな?」
と謎が多かったのが「大企業で働く人たち」でした。
この1年間、私自身が実際に「大企業のサラリーマン」を体験して、謎が解けたので詳細を説明します。
「この記事の信頼性」および「読むメリット」
私が勤めている企業は、以下の通りです。
・日本企業の時価総額TOP10に入っている企業
・大学院卒で技術系総合職で採用されている
・給料は新卒1年目で日本の年収中央値を超えている
この記事を読むと、以下のことが分かります。
・大企業サラリーマンが朝から寝るまでどんな生活をしているのか?
・大企業サラリーマンの休日の過ごし方
・入社前にイメージしていた働き方とどんな違いがあるか?
それでは本題に入っていきたいと思います。
大企業サラリーマンのとある1日【起床から就寝までを紹介】
私の基本的な1日のスケジュールは以下の通りです。
6:30 起床、朝の支度
7:30 自宅を出発(職場までは徒歩25分程度。雨の日はバスを利用。)
8:00 職場到着。PCを起動し、メールチェックとスケジュール確認
8:30 データ整理と発表資料作り
10:00 打ち合わせ(他部署)
11:00 打ち合わせ(グループ内)
12:00 昼休憩
13:00 昼ミーティング
13:30 データ整理と発表資料作り
14:00 打ち合わせ(現場)
15:00 打ち合わせ(他部署)
16:00 上司報告
16:30 データ整理と発表資料作り
17:00 他会社とテレビ会議
18:00 本日のまとめ、学習など
19:00 会社出発
19:30 帰宅
20:00 夕食、風呂など
21:00 自由時間(ブログ、Twitter、読書、Youtube視聴など)
24:00 就寝
勤務時間は8〜19時(1時間は昼休憩)なので10時間です。残業は2時間のケースです。
私の場合は「打ち合わせ」という業務が非常に多いです。
大企業だとほとんどそうだと思いますが。
例えば、何かを商品を量産するにしても、外注先に試作品の評価を行ってもらったり、他部署にOKをもらったりするなど、連携が欠かせないからです。
また、進捗報告として上司にも頻繁に報告する必要があります。いわゆるホウレンソウの1つです。
このような打ち合わせばかりの業務では正直なところ「クリエイティブな発想」は必要ありません。
淡々と同じような作業を繰り返していることがほとんどです。
これでも弊社は、かなりの利益が出ているようです。
つまり、「ビジネスモデルが優秀なだけで、社員は特別優秀なわけではない」のです。
実際に身につくスキルも社内でしか役に立たない能力やノウハウばかりです。
また、平日の自由時間は基本的に3〜4時間くらいあります。
会社での業務では「1人のビジネスマンとして役に立つ能力」はあまり身に付かないので、この自由時間で成長していく必要があります。
この貴重な時間には家事等も含まれてしまうので、いかに時短できるかが「自分の時間」を増やす鍵となります。
例)カッターシャツは5枚用意して、アイロンがけは休日のみにする
本当に小さなことの積み重ねで時間を作る努力をしているところです。
「大企業サラリーマンのとある1日」はどうでしたか?
何ともない平凡な1日ですよね。
ほとんど仕事で終わってしまいますし。
もし、仕事が嫌だったら、絶対に続けることはできない生活だと思います。
もし、学生の方であれば、志望する企業に入れるように努力するしかないですね。
もしくは、学生のうちから「会社に頼らずにお金を稼ぐ術」を身につけておくべきです。
大企業サラリーマンの休日の過ごし方【勉強すると得する理由を紹介】
大企業であれば、最近はそうでなくても、土日の週休2日なはずです。
私も例外ではありません。
そして、その2日間で何をするのかというと、
・遊びに出かける(買い物、映画館、デートなど)
・ひたすらベッドの上でアニメを観る
・ひたすらゲームをする
・旅行に行く
・家族と一緒に過ごす
などが9割りを占めると思います。
大企業サラリーマンも例外ではありません。
実際に、金曜日におしゃべりをしていると、そのような計画を聞くことがほとんどです。
私はそれに気づいてから、土日の過ごし方に以下の項目を取り入れることにしました。
・ブログを書く
・読書をする(その時、学習しようとしている内容の本)
・動画編集の学習をする
・投資の勉強をする
*これらは私が現在興味を持っており、それを通して収益を出したいと考えている項目です。
その理由は以下の通りです。
「他の人たちが遊んでいる間にスキルアップをすることができれば、人間としての価値はお聞く向上することは間違いない」
「また、本業と別に収益をあげたいならば、他の人たちが休んでいる間に努力するしかない」
この考え方は将来的なリターンが大きいと思っています。
つまり、お得だということです。
令和時代、何が起こっても不思議ではありません。
・大企業の経営悪化によるリストラ・減給
・働きたくても休めと言われるかもしれない
・全く無知の分野で仕事もすることになるかもしれない
・大企業サラリーマンよりもフリーランサーの方がハイステータスと認知されるかもしれない
このような状況になった時に「本当に大企業でサラリーマンを続けますか?」と聞かれたら、私は即答します。
「NOです」と。
大企業への入社前後のギャップはあるか【ギャップしかありません】
これは誰でもあると思います。
私が感じたギャップは以下の点です。
・絶滅したと思っていた年功序列制度
・風通しが思っていたほど良くない職場
・大企業と言えど、平凡でつまらない単純作業
・土日、就業時間後の無給の活動の存在
・業務の細分化による一人一人の貢献度の低さ
簡単に解説します。
絶滅したと思っていた年功序列制度
まだあったのかと思っていて驚きました。
社会人として当たり前の礼儀は必要だと思います。
挨拶をする、感謝の述べる、気遣いの言葉などです。
しかし、意味のない時代遅れの発言を聞かされることが多々あります。
「俺たちが新人の頃は〜」や「新人の仕事は元気よく先輩の雑用をすることだよ」とかです。
また、おじいちゃん社員の方は、ずっと休憩室で談話を楽しんでいます。
先輩に「あの人は大丈夫なんですか?」と聞いても、「ああ、あの人は昔は頑張ってたみたいだからね、なんかOKみたいだよ」と返されました。
無駄を許容する文化は終わりの始まりだと思っています。
風通しが思ってたほど良くない職場
大学の研究室をイメージしていると大変な目に会います。
「風通しが良い職場=何でも言える職場環境」という意味ですが、想像を下回るのがほとんどのケースなようです。
配属されてすぐの頃に、上司のボケに突っ込んだら、後から先輩に怒られました。笑
「ああいう時は、愛想笑いすれば良いから」と。
実験データの話など業務関係の話は何でも思ったことを言っていいのですが、世間話では職位や年齢に応じて、対応を考える必要があるそうです。
大企業といえど、つまらない単純作業
大企業ではもっと革新的なツールを使って、創造的な仕事をしているのかと思っていました。
現実は、「メールを送る→ノートとペンとPCを持って打ち合わせをする→EXCELにまとめる→ガラケーで電話する」これの繰り返しです。
大学時代の方がよっぽど先進的な環境にいたのだと再認識しました。
当時は「iPadがノート代わり。共有もAirDropで一撃。LINEで必要なことだけを伝える。創造的な実験ツールと手法」でした。
土日、就業時間後の無給の活動の存在
大企業では地域への感謝が必須なようです。
そのため、地域ボランティアに駆り出されることがあります。
また、職場のコミュニケーションを活性化するために土日にスポーツ大会をしたりもします。
忘年会シーズンになると、就業時間後はガッツリと余興の練習をします。
業務の細分化による一人一人の貢献度の低さ
大企業では大きなプロジェクトばかりです。
日本中で使われるような新材料の研究、史上最高のエコカーの開発、安くて美味しい飲料水の製造など魅力的な仕事のように思えます。
しかし、そのプロジェクトに関わる人間も莫大な数となります。
そのため、「新材料の評価過程で使う電源の安定化」や「史上最高のエコカーに搭載されるコネクター端子の設計」、「飲料水のラベル取り付けに使う機械の整備」など個々の人間は細分化された一部しか関わりません。
私もそのような状況であり、「自分が本当に〇〇に関わっているのだろうか?」「市場に出た時に自信を持って、自分が関わった商品だということができるのだろうか?」と日々思っています。
まとめ
今回は「大企業サラリーマンのとある1日」というテーマで述べてきました。
・大企業サラリーマンの1日のスケジュール
→打ち合わせ+平凡な作業の繰り返し
・大企業サラリーマンの休日の過ごし方
→たいていの人は遊ぶ。だから、その間に努力してスキルアップするべし。
・大企業への入社前後のギャップ
→いっぱいある。誰でもあるはずです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント